さいたま市立校 11万人の生徒 の
未来を変える、
官民連携デザイン思考プロジェクト
2023年度より、さいたま市教育委員会と連携し、
教職員研修と児童・生徒向けプログラムを段階的に展開しております。
さいたま市は、市内公立学校に約10万人の児童・生徒、約6,000人の教職員を擁する政令指定都市であり、
極めて質の高い公立教育の提供で評価が高い自治体です。
さいたま市との連携は、学校教育におけるデザイン思考導入事例の中でも、
大規模で先進的な取り組みとして位置づけられています。
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なぜ、さいたま市が
デザイン思考を全市展開しているのか
2023年1月、さいたま市が実施するシリコンバレー研修プログラムで、当時の細田眞由美教育長がシリコンバレーのイノベーションの思考法であるデザイン思考に出会いました。「これからの予測不能な時代を生きる子どもたちに本当に必要なのは、自ら問いを立て、人に共感し、答えのない課題に挑む力である」。この確信が、本プロジェクトの出発点です。
学校教育では「総合的な学習」「探究の時間」が設けられ、生徒が自ら課題を発見し解決する学びが重要視されています。しかし、探究学習を効果的に進める方法論は確立しておらず、現場の先生方が手探りで取り組んでいる状況がありました。
さいたま市は、スタンフォード大学やAppleで効果が実証されているデザイン思考を、探究学習・アントレプレナーシップ教育・キャリア教育の共通基盤として位置づけ、教職員研修への組み込みを2024年3月に決定。日本でも類例のない、公教育におけるデザイン思考の本格展開がスタートしました。
「正解主義から脱却し、自ら問いを立て解決する力を身につける。それが、これからの日本の未来を担う子どもたちに必要な学びです。」
教室の中で、共創の現場で
教職員・生徒・民間企業・大学生が一つの場で学び合う、
さいたま市デザイン思考プロジェクトの現場の風景。
探究学習・アントレプレナー教育・キャリア教育を、
AI時代の「問いを立てる力」が支える
人に共感し、本質的な課題を発見し、独創的な解決策をプロトタイプして検証する。
デザイン思考が育む思考プロセスは、これからの教育で求められる3つの重要領域すべてに直結し、AI時代の本質的なスキルである「問いを立てる力」を共通の土台として育てます。
探究学習の
方法論として
「総合的な探究の時間」で求められる「自ら課題を見つけ、調べ、考え、解決する力」は、デザイン思考の共感→課題定義→アイデア→プロトタイプ→テストのプロセスと完全に一致します。教員に大きな負荷をかけず、体系的に探究の質を高められます。
アントレプレナーシップ
教育の型として
起業家精神とは「自分の人生を自分で切り拓く力」。シリコンバレーで多くの起業家が実践しているデザイン思考とリーン・スタートアップの型を、高校生のうちから身につけることで、人生のアントレプレナーシップを育てます。
キャリア教育の
共通基盤として
民間企業との共創を通して、生徒・教職員が実社会のリアルなビジネス視点に触れる機会を創出。卒業後に関わる社会への接続を、デザイン思考という共通言語で滑らかにします。
AIが「答え」を出す時代に、
人間に必要なのは「問い」を立てる力
生成AIの登場により、知識の暗記や定型作業の価値は急速に変化しています。これからの時代に問われるのは、AIに何を問いかけるか、誰のどんな課題を解くべきかを見極める力です。デザイン思考は、まさにこの「人間ならではの判断と共感」を体系的に育てる方法論であり、上記3つの柱すべてを支える共通の土台になります。さいたま市は、生徒たちに10年後・20年後も色褪せない、AI時代の本質的な力を届けています。
11万人の生徒に届ける
「教師が教師を育てる」スケールモデル
11万人の生徒に直接デザイン思考を届けることは、外部講師だけでは不可能です。
先生がデザイン思考マスター教員になり、デザイン思考マスター教員が新たな先生を育てる。
この自走型の育成構造により、持続可能な大規模展開を実現しています。
デザイン思考
マスター教員の育成
校長推薦を受けた、これからのイノベーション教育を牽引する教員約20名を「デザイン思考マスター教員」として育成。3回の集中研修・2回のワークショップ実施・1回以上の自校での実践を経て、教える力を身につけます。
デザイン思考マスター教員が
5年次研×民間に教える
デザイン思考マスター教員が、さいたま市の必修である教職員5年次デザイン思考研修でファシリテーターを務めます。受講するのは5年次の先生約280名と、共創のために参画した民間企業40名・学生約300名。デザイン思考マスター教員は「教えながら実践し、さらに磨かれる」二重の効果を得ます。
受講した先生が
授業で実践し、生徒へ
研修を受けた先生が、自校の探究授業・教科授業・学級経営に取り入れることで、最終的に市内11万人の生徒にデザイン思考が届きます。受講した先生の中から次のデザイン思考マスター教員候補も生まれ、自走するエコシステムとして持続的に拡大しています。
官民連携で学ぶことが、双方の価値を生む
本プロジェクトの最大の特徴は、教職員と民間企業の社員が同じ場で一緒にデザイン思考を学ぶこと。
学校だけ・企業だけでは得られない、相互の刺激と価値創出の場になっています。
民間企業からの研修費は、生徒のアントレプレナーシップ・コンテストの
起業資金として還元される、
日本初の 「民間資金活用型・社会的環流モデル」 を構築しています。
3年目の今、学校現場で
デザイン思考が日常になり始めている
シリコンバレーでの出会いから3年。
さいたま市のデザイン思考は構想段階を超え、
授業・学校運営・校長会レベルまで広がる「カルチャー」へと進化しています。
学校現場で進むデザイン思考の実装
- 探究の時間で「自分たちの学校をデザインする」プロジェクト
- 社会科・算数授業での課題発見ワーク
- 学級会・クラス会のテーマ設定
- 修学旅行・学校行事の再設計
- 教職員の研修計画策定
- 校長会での学校運営課題への応用
- ピッツバーグ研修プログラム
令和8年度 実施予定
今年度のデザイン思考マスター教員研修・5年次デザイン思考研修×民間共創ワークショップ・成果報告会の日程です。
民間企業・大学生からのご参加を募集しております。
※ 日程・内容は今後変更となる場合があります。
※ 講師・指導者:民間企業関係者および令和6・7年度本研修受講者
プログラム詳細仕様
教職員と民間企業が同じ場で学ぶ、官民連携デザイン思考トレーニングの
目的・内容・運営条件を明示しています。
人に共感することで真の課題を発見し、ユニークなアイデアを創造しプロトタイプを作りテストを繰り返すことで、真の課題の探求とイノベーションを実現するデザイン思考を、エクスペリエンス・ラーニング型の学びを通して体得し、日々の組織運営・事業活動等に活用できることを目指します。
- 自己紹介とアイスブレイク、チーミング
- 人を起点にニーズを探るデザインリサーチ(共感)
- ニーズを言語化して、正しい問いを立てる(課題定義)
- 立てた問いを元に自由に発想する(創造)
- アイデアをプロトタイプする(プロトタイピング)
- プロトタイプの発表とシェア(テスト)
- 時間:各回とも 8:45 - 16:45 + After Happy Hour(Optional)
- 場所:さいたま市教育研究所
〒330-0064 埼玉県さいたま市浦和区岸町6丁目13-15
(JR浦和駅から徒歩15分)
- 民間企業からは 原則 10,000円/人 にてご参加いただきます。
イノベーションを生み出すプロセスと、問いかけから始める思考法
民間企業・大学生として
プロジェクトに参加しませんか?
さいたま市のデザイン思考プロジェクトでは、共創パートナーとして共に学び・教育に貢献いただける民間企業・大学生の参加者を募集しています。教育という日本の未来を担う領域への直接的な貢献。デザイン思考の実践的な習得。多様な参加者とのネットワーキング。あなた自身の成長と社会貢献を同時に実現できる、貴重な機会です。
参加申し込みフォームへ
※ お申し込み後、事務局よりご連絡いたします。
ご不明点は お問い合わせフォーム よりお気軽にご連絡ください。