さいたま市立学校の児童生徒と
未来を考える、
官民連携デザイン思考プロジェクト
2023年度より、さいたま市教育委員会と連携し、
教職員向けのデザイン思考研修に取り組んでおります。
さいたま市では、デザイン思考の教職員研修への組み込みを2024年3月に決定。
教職員・民間企業・大学生が同じ場で学び合う、
官民連携のプロジェクトとして継続しています。
▼ 詳しくはページ下部もご覧ください
なぜ、さいたま市は
デザイン思考に取り組むのか
2023年1月、さいたま市が実施したシリコンバレー研修でデザイン思考を体験したことが、本プロジェクトのきっかけです。予測困難な時代を生きる子どもたちに、自ら問いを立て、人に共感し、答えのない課題に挑む力をどう育むか。その問いから取り組みが始まりました。
学校教育では「総合的な学習の時間」「総合的な探究の時間」が設けられ、児童生徒が自ら課題を発見し解決する学びが重視されています。探究の学びをどのように深めていくかは、多くの学校現場に共通するテーマです。
さいたま市では、スタンフォード大学d.schoolで体系化され、世界の企業・教育機関で活用されているデザイン思考について、教職員研修への組み込みを2024年3月に決定しました。
教室の中で、共創の現場で
教職員・民間企業・大学生が一つの場で学び合う、
さいたま市デザイン思考プロジェクトの現場の風景。
探究学習・アントレプレナーシップ教育・キャリア教育を、
AI時代の「問いを立てる力」が支える
人に共感し、本質的な課題を発見し、独創的な解決策をプロトタイプして検証する。
デザイン思考が育む思考プロセスは、これからの教育で求められる3つの重要領域と重なり、AI時代に大切な「問いを立てる力」を共通の土台として育てます。
探究学習の
方法論として
「総合的な探究の時間」で求められる「自ら課題を見つけ、調べ、考え、解決する力」は、デザイン思考の共感→課題定義→アイデア→プロトタイプ→テストのプロセスと通じるものが多くあります。探究の学びを体系的に進めるための手がかりとなります。
アントレプレナーシップ
教育の型として
アントレプレナーシップを育てることで、『未来を拓くさいたま教育』の推進のもと、子どもたちのエージェンシーを育みます。デザイン思考とリーン・スタートアップの考え方は、自ら問いを立て、挑戦し、学び続ける姿勢を育む手がかりとなります。
キャリア教育との
接続として
民間企業との共創を通して、教職員が実社会のビジネスの視点に触れる機会を創出します。学校と社会をつなぐ共通言語として、デザイン思考を活用しています。
AIが「答え」を出す時代に、
人間に必要なのは「問い」を立てる力
生成AIの登場により、知識の暗記や定型作業の価値は急速に変化しています。これからの時代に問われるのは、AIに何を問いかけるか、誰のどんな課題を解くべきかを見極める力です。デザイン思考は、この「人間ならではの判断と共感」を体系的に育てる方法論であり、上記3つの柱を支える土台となります。教職員の学びを通して、AI時代に大切になる力を児童生徒と共に考えていきます。
「教師が教師を育てる」
持続的な育成モデル
デザイン思考を学校現場に根付かせるには、外部講師だけに頼らない仕組みが欠かせません。
先生がデザイン思考マスター教員になり、デザイン思考マスター教員が新たな先生と共に学ぶ。
この循環型の育成構造により、取り組みが広がりを見せています。
デザイン思考
マスター教員の育成
校長推薦を受けた、これからのイノベーション教育を牽引する教員約20名を「デザイン思考マスター教員」として育成。3回の集中研修・2回のワークショップ実施・1回以上の自校での実践を経て、教える力を身につけます。
デザイン思考マスター教員が
5年次研×民間に教える
デザイン思考マスター教員が、さいたま市の必修である教職員5年次デザイン思考研修でファシリテーターを務めます。受講するのは5年次の先生方と、共創のために参画した民間企業の皆さま、教職員を目指す大学生(2年間で延べ100名程度)です。デザイン思考マスター教員は「教えながら実践し、さらに磨かれる」二重の効果を得ます。
受講した先生が
授業で実践し、生徒へ
研修を受けた先生が、自校の探究授業・教科授業・学級経営に取り入れることで、多くの児童生徒に浸透していきます。受講した先生の中から次のデザイン思考マスター教員候補も生まれ、学校現場での広がりを見せています。
官民連携で学ぶことが、双方の価値を生む
本プロジェクトの最大の特徴は、教職員と民間企業の社員が同じ場で一緒にデザイン思考を学ぶこと。
学校だけ・企業だけでは得られない、相互の刺激と価値創出の場になっています。
民間企業からの参加費は、
高校生のアントレプレナーシップ・コンテストの
起業資金に充当される仕組みです。
3年目を迎え、学校現場での
実践に広がりが生まれています
シリコンバレーでの体験から3年。
さいたま市のデザイン思考の取り組みは、
授業や学校運営など、さまざまな場面で広がりを見せています。
学校現場で進むデザイン思考の実践
- 探究の時間で「自分たちの学校をデザインする」プロジェクト
- 社会科・算数授業での課題発見ワーク
- 学級会・クラス会のテーマ設定
- 修学旅行・学校行事の再設計
- 教職員の研修計画策定
- 校長会での学校運営課題への応用
- ピッツバーグ研修プログラム
令和8年度 実施予定
今年度のデザイン思考マスター教員研修・5年次デザイン思考研修×民間共創ワークショップ・成果報告会の日程です。
民間企業・大学生からのご参加を募集しております。
※ 日程・内容は今後変更となる場合があります。
※ 講師・指導者:民間企業関係者および令和6・7年度本研修受講者
プログラム詳細仕様
教職員と民間企業が同じ場で学ぶ、官民連携デザイン思考トレーニングの
目的・内容・運営条件を明示しています。
人に共感することで真の課題を発見し、ユニークなアイデアを創造しプロトタイプを作りテストを繰り返すことで、真の課題の探求とイノベーションを実現するデザイン思考を、エクスペリエンス・ラーニング型の学びを通して体得し、日々の組織運営・事業活動等に活用できることを目指します。
- 自己紹介とアイスブレイク、チーミング
- 人を起点にニーズを探るデザインリサーチ(共感)
- ニーズを言語化して、正しい問いを立てる(課題定義)
- 立てた問いを元に自由に発想する(創造)
- アイデアをプロトタイプする(プロトタイピング)
- プロトタイプの発表とシェア(テスト)
- 時間:各回とも 8:45 - 16:45 + After Happy Hour(Optional)
- 場所:さいたま市教育研究所
〒330-0064 埼玉県さいたま市浦和区岸町6丁目13-15
(JR浦和駅から徒歩15分)
- 民間企業からは 原則 10,000円/人 にてご参加いただきます。
イノベーションを生み出すプロセスと、問いかけから始める思考法
民間企業・大学生として
プロジェクトに参加しませんか?
さいたま市のデザイン思考プロジェクトでは、共創パートナーとして共に学び・教育に貢献いただける民間企業・大学生の参加者を募集しています。教育という日本の未来を担う領域への直接的な貢献。デザイン思考の実践的な習得。多様な参加者とのネットワーキング。あなた自身の成長と社会貢献を同時に実現できる、貴重な機会です。
参加申し込みフォームへ
※ お申し込み後、事務局よりご連絡いたします。
ご不明点は お問い合わせフォーム よりお気軽にご連絡ください。